未経験からデザインを始めた方で、こんなお悩みをお持ちの方はいませんか?
- Adobeのソフトは使えるけど、なんだかデザインが垢抜けない
- 一応、デザインが形にはなるけど、どことなく素人感がある
- どうすれば自分のデザインが良くなるのか改善点がわからない
- いい感じだと思うデザインを作っているけど、「なんでこの配色にしたの?」と聞かれると理由を答えられない
まさに私が上記のような悩みを抱えていて、Webデザインスクール卒業後、どうすればデザインが上達するのか分からずモヤモヤしていました。
トレースなどもやってみたけど自分でデザインを作るとやっぱり垢抜けない・・
かといって制作会社に勤めているわけではないので先輩からフィードバックをもらえる機会もない。
そんなとき、ご縁がありデザイントーストというスクールからご依頼いただき、実際にレッスンを受けてレビュー記事を書くことになりました!
デザイントーストは2021年3月からOPENした新しいスクールです。
最初お話をいただいたときは、失礼ながら初めて名前を聞いたし、開講して間もないこともあり「実際どうなんだろう・・?」と思いながらレッスンを体験させていただくことに。
今回は1週間応用コースのレッスンを体験させていただきました。
半信半疑の状態で課題に沿ってデザインを作り、メンターからレビューを受けて、修正を重ねた結果がこちら。
【before】
【After】
たった1週間でこの成長、すごくないですか?
まさに「ど素人ではないけど、一人前ではない駆け出しデザイナー」がデザイン力を上げるのにぴったりな場所でした。
という訳で早速デザイントーストのレッスン体験レポをまとめていきます!
目次
デザイントーストとは?
世の中には数多くのデザインスクールがありますが、その多くがAdobeソフトの使い方やコーディングのやり方を教えることにフォーカスしています。
スクール在学中にオリジナルの制作物を作る機会は1〜2回程度というスクールもあり、プロからデザインの添削を受ける機会が少ないのが現状です。
一方、デザイントーストは本物のデザイン力がほしい人のためのスクール。
カリキュラムはデザインに特化し、応用コースの3ヶ月間で出る課題の数は最大50個(!)
作ったデザインはメンターから添削を受けることができ、卒業までにクオリティの高い制作物をポートフォリオにまとめることができます。
〜デザイントーストのコンセプト〜
わたしたちは「小さな美大」。
次世代を生きる、自分らしく自立したクリエイターを育てます。
グラフィック・Webデザインを実践を通じ学びながら
本格的にデザイナーを目指す人に、ホンモノのスキルを。
まさに「なんかデザインが垢抜けないなあ・・」と悩んでいた私の求めていた場所はここでした。
デザイントースト応用コースの流れ
私は他のスクールでデザインの基礎を学んでいて、ある程度Adobeソフトが使えたので応用コースを体験させていただきました。
レッスンのざっくりとした流れは以下のとおりです。
- 週1回オンライン授業(他の受講生も一緒に制作物を発表。メンターからのフィードバックももらえます)
- 毎週の授業までに制作する課題が大量にあるので、とにかく手を動かして作る!
- 制作物は完成したタイミングでslackに投げて、メンターからフィードバックをもらう→添削の回数は無制限!
- 毎日21:00〜23:00にオンラインでもくもく自習会を開催(メンターがいる日は課題の質問やキャリア相談等OK)
最初に説明を受けて思ったのが、
課題の量がとても多い!そして内容が具体的!
私が挑戦した課題がこちら。
1週間でこれをこなしていきます。
2021年6月現在、課題はGoogleスプレッドシートで共有される形式でした。
今まで使ったことがない方は、最初にこういったツールの使い方を覚えることが大変かもしれません。
(もし躓いた場合はいつでもメンターさんが教えてくれるそうです!)
好みでもないし何が正解か全くわからん・・
それに、外国人向けの着物教室のキービジュアル・・?!
外国人向けのデザインなんて考えたことない!どうしよう。
何を参考に作ったらいいんだ?!
デザイントーストの課題はストーリーがかなり具体的。
まるでクライアントから本当に依頼を受けたときのような感覚で進めることができます。
1人でデザインを作っているとどうしても自分好みのクリエイティブに偏ってしまいがちですよね。
しかし、実際に仕事を受ける場合はお客様の好みや業種によって作るデザインはさまざま。
デザイントーストはあらゆるジャンルの課題をこなすことで、自然とデザインの発想や引き出しが増えていくのがとてもメリットだと感じました。
早速課題を実践!実際にもらったデザインのフィードバックがこちら
初めて作るジャンルのデザインに悩みながらPinterestでネタ集めしつつ、最初に北欧デザインの名刺を作成しました。
完成したら、早速slackでメンターさんに添削を依頼!
いただいたフィードバックがこちらです。
めっちゃ褒めてくださる〜!!!(神)
余白も意識して作ったつもりですが、言われてみるとたしかに改善した方がしっくりくる!
添削を受けて、私は余白の感覚や全体のバランスの取り方がまだまだ甘いなということに気づくことができました。
2つ目の課題に挑戦!デザインの言語化力が上がった
北欧風の名刺をなんとか形にした後、「外国人向け着物教室のキービジュアル作成」に取り組みました。
悩んだときのヒントが課題の中にありました。
「日本」であることをしっかり認識してもらいつつ、正式な「着物」のイメージを両立できるようなビジュアルにするにはどうしたらいいんだろう?
外国人から見た日本のイメージを探ってみる
海外の人が日本と聞いてイメージするものを知るには、英語版のGoogleで「japan images」と画像検索してみるのが一番では?!
と考え、調べてみると・・
ちなみに中国のイメージを知るべく「china images」で検索してみると・・
他にも「海外のHPのデザインってどんな感じ?」「海外の人は色に対してどんなイメージを持っている?」「”着物”で画像検索したらどうだろう?「日本っぽさを伝える方法は?」
などなど、気になることがどんどん出てきたので、調べてからデザインに着手することに。
徹底的に下調べをすることでデザインの”言語化力”が身に付く
調べたことや参考になりそうなHPのURL、ビジュアルはこんな感じでメモにまとめておきました。
ここまでやってようやくデザインの方向性が固まってきました!
- 海外から見た日本の代表的なイメージは富士山・桜・日の丸→青・ピンク・朱色を使えば日本をイメージしてくれるのでは
- 浮世絵も日本というイメージを持ってもらえそう
- 縦書きとひらがなも日本っぽさを表現できるかも
- 着物教室なので、着物の柄も使えたらいいな
この作業はデザインの言語化力を鍛えるのにめっちゃいい!
ちなみに週1回のオンラインレッスンでは受講生1人ひとりが作ったものを発表するんですが、それぞれ「どんなことを調べ、なぜこのデザインにしたのか?」を発表していきます。
スライドのクオリティも高い・・!
「この人はこんなことを考えてこのデザインに落とし込んだんだ〜!」と勉強になりますし、自分には無い発想が聞けてとても面白かったです!
やっと2つ目の課題完成!slackでメンターさんに添削を依頼
苦戦しながら最初に作ったキービジュアルがこちら。
自分ではいい感じに日本っぽさを伝えられたかと思ったんですが・・・
いただいたフィードバックがこちらです!
いいところは褒めてくれつつ、的確な指摘をいただけるので本当に勉強になる・・・!!
【添削してもらい気付いた課題】
“日本っぽさ”を伝えることに意識が向きすぎて、肝心の”着物”のイメージを伝えることに目が向いていなかった!
それぞれの要素の強弱が無い。今のままだと全部同じくらいの大きさなので、一番見てもらいたいものがわからない。
海外のWebサイトはシンプルなものが多かったのでシンプルを意識してみたけど、ちょっと寂しすぎた。
いざオンラインレッスンに参加/他の受講生さんの作品も見られるので楽しい!
土日や仕事終わりの時間に課題制作を進め、添削をもらい、修正し、あっという間に1週間。
いよいよレッスンの時間がやってきました。
週1回のオンラインレッスンは水曜の21:00〜。 ※2021年6月現在
オンライン授業の様子はこんな感じ。
それぞれ課題に沿って作ってきた作品を発表しつつ、メンターがその場で添削をしてくれます。
(受講生の作品のクオリティがめっちゃ高い・・!!)
他の人のデザインを見たり、どうすればもっと良くなるかを知ることができるので、デザインの発想が広がります!
私も授業で再度フィードバックをもらい、最終的に完成したキービジュアルがこちら。
最初に作ったのがこれなので、かなり良くなったのではないでしょうか?!
もっと作りたい人は自由課題もあり
今回私が取り組んだのは毎週のオンラインレッスンまでに制作する「基礎課題」。
もっとデザインを作りたい人には「応用課題」も用意されています。
応用課題は自分の好きなタイミングで何個でも作ることができ、もちろんメンターからの添削も受けることができます。
自由課題は「グラフィック」「Web」「UI/UX」に分かれているので、自分が伸ばしたい分野に特化して取り組んでOK。
どの道に進むか決まっていない人は全部作ってももちろんOKです。
自由課題の内容をちらっとお見せするとこんな感じ。
課題の数はグラフィックが6個・Webが15個・UI/UXが3個(2021年6月現在)
課題は今後も増えていく予定なので、デザイントーストに入れば「何か作りたいけど、何を作ろう?」と悩むことは一切ありません。
転職を検討中の方はポートフォリオに掲載する作品をしっかり揃えられる点もメリット。
ただ作品を作るだけでなく、「架空のお客様からのこんなご要望に対して・どんな根拠でこのデザインにした」というところまでポートフォリオに掲載できるので、未経験からのスタートでも他の人と差をつけることができます。
デザイントーストの体験を受けてみたリアルな口コミ
体験入学した1週間の感想を忖度なしで正直にお伝えします!
【良かったところ】
- 自分が作ったことのないジャンルのデザインを作ることができた
- 自分のデザインの弱点(余白の取り方や情報の強弱のつけ方)を把握することができた→継続して受講すれば弱点を克服してレベルアップできそう
- デザインの言語化力が身についた
- 他の受講生さんの作品を見たり、添削を見ることでデザインの発想の幅が広がった
- とにかく沢山デザインを作るので、卒業後はポートフォリオに掲載できる作品が増える
- slackでいつでも添削をもらえるのがありがたかった
- デザイン経験豊富なプロのメンターから添削してもらえた
【大変だったところ】
- 平日仕事をこなしつつ課題を仕上げるのはハードだった
- レッスンやもくもく会は夜開催が多いので、翌日早起きしなきゃいけないときは大変だった
正直、最初は大手でもないし「本当にデザイン上達するのかな?」と半信半疑だったんですが、本当に勉強になったし成長を実感できました!
3ヶ月フルで受講したらとんでもなく作品のクオリティが上がりそうです。
デザイントーストのコース・受講料金
デザイントーストのコースは基礎・応用・デザインラボの3種類。
この記事では応用コースの受講レポを書かせていただきましたが、未経験からスタートできるコースも用意されています!
基礎コース
基礎コースは完全未経験者向けのレッスン。
「PCがあまり分からない」という方でも1on1で分かるまでサポートしてくれるので安心です。
期間は3ヶ月間。
最初はAdobeソフトの使い方から学び、完全オリジナルのWebデザインを制作するまでがゴールです。
受講料金がお得になる早割や、基礎+応用コースをまとめて受講すると受講料金がお得になるプランもあります!
(基礎から始める方はほとんどの方が応用コースまで進むそうです)
詳しくは公式HPをご覧ください。
応用コース
今回私が体験させてもらったのが中級者向けの応用コース。
クライアントワークであるあるなシチュエーションを再現した課題をこなしながら、最後はアートディレクション/ブランディング企画をまるごと行うまでがゴールです。
実際に体験してみて、本気でデザイン力を上げたい人や、インハウスの1人デザイナーで周りにメンターがいない方に特に受けてほしいと思いました。
少人数制なのでデザイン課題の添削はもちろん、ポートフォリオ添削や就職相談まで、メンターが個別にとことんサポートしてくれます。
料金は基礎コース同様、お得な早割もあります!
詳しくは公式HPをご覧ください。
デザインラボ
ラボコースは「今既に持っているデザインスキルを、よりブラッシュアップしたい人」に向けのコース。
月額制・無期限で所属できるデザイナーコミュニティのようなイメージかつ、メンターからデザインの添削を受けられるお得なコース。
・Adobeソフトは一通り使える
・自分で作品を数点以上作ったことがある
という方なら、誰でも参加OK。
ラボコースの詳細は公式HPをご覧ください。
メンターはどんな人?
メンター陣はWeb・グラフィックともに幅広い実務経験を持つ実力派揃い。
スクールの中には経験の浅い人がメンターをやっているところもあるので、しっかりと実務経験のある方に添削してもらえるのがデザイントーストの強みです。
受講中に出るデザイン課題もWeb・グラフィック両方あるのでどちらのデザインスキルも伸ばすことができます。
デザイントーストの創設者であり、チーフメンターのHORIさんは武蔵野美術大学卒業後、大手広告代理店直下のグラフィックデザイナーや制作会社でWebデザイナーを経験した後、オーストラリアでフリーランスとして活動されていました。
HORIさんの詳しいご経歴はnoteをご覧ください。
(英語が話せない状態から20代後半でワーホリに行き、現地での苦労やフリーでの仕事が軌道に乗るまで、そこからどんな想いでデザイントースト立ち上げに至ったのかが書かれてます。何か新しいことを始めるのに一歩踏み出す勇気をもらえる記事なのでぜひ読んでほしいです!)
日本ではあまり認識されていませんが、海外ではデザイナーにもリサーチ力やプレゼン力が求められるそうです。
「日本の環境でなんか仕事楽しくないな、とか、自分が駒のように扱われているように感じている人に、
「誰かの求める人材」に形を変えるのではなく、自分のありのままを認めてもらえる環境を、自分で作ることができると知ってほしい。
デザインは、ビジネスマンの思う「デザインにできることはこのくらいだろう」という範囲以上の価値を提供できます。
どんどん提案していいし、あなたらしさを発信していいし、ビジネスの枠内に自分のやれるデザインを限定しなくてもいい。
創造・企画・ブランディング等、デザイン制作を包括したより大きな可能性を作る人になってほしいです。
胡散臭い小手先のノマドではなくて、実力派として、日本のクリエイティブにできることに変化を起こしてほしい!」
HORIさんのそんな想いから、今後はロンドンでお勤めのUIデザイナーさんに海外就職の英語面談ロールプレイをしてもらったり、履歴書(CV)を見てもらえるサービスを基礎・応用・ラボ(グローバル)のコースで提供予定だそうです!
まとめ
以上、デザイントーストの体験レポでした!
最初にHORIさんに「いい面も悪い面も素直に思ったことを書いてほしい」と言われていたので、本当に忖度無しで書かせてもらいました。
体験期間中、仕事以外の時間はほぼ課題をこなすことに使っていて、「デザインたのし〜〜!!」と思いながら楽しく受講させていただきました!
今までも一応デザインを作ったり練習でトレースをしたりはしてたんですが、1人だと全然モチベーションも上がらないし、
何が悪いのかわからないまま一旦完成させてしまい「これを1人で繰り返していて本当にデザインスキルが上がるの・・?」と思うと終わりが見えなくて。
「やっぱり私には趣味の範疇は越えられないんだろうな。デザインやめようかな」って正直思ってました。
そんなタイミングでご縁あって今回体験させていただいて、改めて「やっぱり自分はデザインが好きだしもっと成長したい!」と思うことができました。
私と同じようにデザインが上達せず悩んでいる方にぜひ受講してほしいと思います。
無料体験・無料カウンセリングを受付中なので、気になる方はぜひお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました!