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【未経験転職】アラサー未経験の私がインハウスWebデザイナーに内定をもらうまでにやったこと

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現在、私は29歳(今年30になる年)です。

27才のときにスクールに通ったことをきっかけにWebデザインに出会い、そこから1年半ほど本業と並行しながら、副業でデザインの仕事をちょこちょこやっていたのですが、この度メーカーのインハウスデザイナーとして内定をいただきました。

 

アラサーで全くの未経験なのに、デザイナーとして内定をいただけて本当にありがたい限りです。

今回は私が内定をもらうまで何をしてきたかをまとめていきたいと思います。

最初に伝えたいこと:未経験でデザイナーに転職するのはやはり狭き門

まず初めにお伝えしたいのが、私の転職活動の履歴です。

数えきれないくらいくらい企業に応募→書類選考通過したのが20社→19社面接で落ちる→1社だけ内定

内定をいただいたのはたった1社です。

アラサーで全くの未経験だから厳しいことは分かっていましたが、落とされまくってもうだめかもと途中で諦めようかと思いました。

転職活動の期間は約半年

2019年の年末ごろから気になる企業があればゆるゆると応募して、書類選考通過したらラッキーと思い面接に行ってました。

転職を全然急いでいなかったのと、3~4月ごろは新型ウイルスの影響もあり、あまり応募はしていませんでした。

 

最初は未経験可と記載のある求人に片っ端から応募した

転職活動を始めた当時は、自分がどんなデザイナーになりたいのか、Webがいいのか紙がいいのか、はたまた動画制作をやりたいのか、どんな会社で働きたいのか、どのスキルを伸ばしたいのかなど軸がブレブレでした。

 

とりあえず求人サイトを見て、”未経験可”と記載のある募集に片っ端から応募していました。

 

時間はかかりましたが、最初に色々な会社に話を聞きに行ったことで、

・自分の転職活動の軸を決めることができた

・自分に足りていないスキルを客観視することができた

点が良かったと思います。

アラサー未経験から正社員で転職するのは諦めた

今回内定をいただいたのは契約社員です。

最初は正社員に拘っていたのですが、書類選考の段階で落ちまくりで、途中から「アラサー未経験で正社員でデザイナーになるのは厳しい」と悟りました。

 

転職活動の後半からは、雇用形態問わず、アルバイトや契約社員の求人にも積極的に応募するようにしました。

ちなみに派遣も考えたのですが、派遣は即日勤務できる人を求める求人が多く、次が決まってから前職を辞めたいと思っていたので、派遣はやめました。

 

正社員と比べるとアルバイトや契約社員は待遇面は劣りますが、今回の転職の目的はデザイナーになって経験を積むことだと考えたときに、雇用形態は関係ないと考えを切り替えました。

 

そして、自分に合った働き方を改めて考えたときに、過去、ハードワークの会社で体調を崩したことがあるので、正社員で残業の多い働き方は好きな仕事でも耐えられないだろうなと思いました。

転職活動の軸/譲れない条件を決めた

そんなこんなで転職活動の後半から今回の転職で叶えたいことや譲れない条件、逆に妥協する点を決めました。

【叶えたいこと】

・Webデザインも紙媒体も動画編集も、広くやりたいのでインハウスデザイナーになりたい

・残業が少なく、休みもしっかり取れる会社がいい(インハウスなら締め切りに追われることもあまりないので働き方の観点からもインハウスが良い)

・できれば人数が少なく落ち着いて働ける環境がいい

・副業OKの会社

 

【妥協してもいいこと/自分には違うなと思ったこと】

・雇用形態には拘らない

・理想はリモートワークだけど最初からは無理なので、通勤を頑張る

・理想は女性向けのデザインをやりたいけど、デザインの方向性には拘らない

・コーディングは苦手なので、コーディングメインの職場はNG

・制作会社のようなバリバリハードワークで仕事をこなす環境は難しいかも

 

HSP気質があるので、ハードワークな会社に行ったらどんなに好きな仕事でもすぐしんどくなってしまうなと思い、デザイナーになるという目標を叶えるのが最優先+自分が続けやすい働き方を優先しようと判断しました。

 

また、雇用形態については正直、この年でアルバイトからキャリアを再スタートする選択肢を考えること自体勇気がいりました。

でもその分副業を頑張っていずれフリーランスになれたら一番の理想だ!と思い、前向きに考えることにしました。

デザインスキルを向上/制作物を増やした

転職活動を開始した当初、私はコーディングがほとんどできませんでした。

最初はコーディングが苦手すぎてWebデザイナーは無理だと思い、グラフィックデザイナーを中心に見ていました。

 

でもグラフィックを突き詰めるほどイラレを触っていないし、副業でやっているのはバナー制作や動画編集などWebに関わることだし、どっちつかずな宙ぶらりんの状態がしばらく続いていました。

 

自粛期間中にコーディング習得を頑張った

しかしながら、やっぱり求人を見るとWebデザイナーのほうが圧倒的に多く、HTML/CSSの知識があることが最低条件である求人ばかり。私には明らかにコーディングのスキルが足りないことを転職活動を通じて実感しました。

 

苦手から逃げずにコーディングをがんばらなきゃと腹をくくり、ちょうど春ごろは自粛期間で外に出ることもできなかったので、本を買って自分のサイトをデザイン〜コーディングまで行い、1つサイトを作りました。

私はこの本を参考にポートフォリオサイトを制作しました。

 

自分のサイトを1つ完成させたことで、ようやく(まだまだレベルは低いけど)自信を持って「Webデザインができます!」と言えるようになりました。

 

制作物を増やした

転職活動を開始してから、仕事で受注した動画や、オリジナルで作ったサイトのデザインやバナーデザインをポートフォリオサイトにアップしていました。

ただ作ったものをアップするだけではなく、想定するターゲットや制作にかかった時間や使ったツールまでなるべく記載するようにしました。

 

自分ができること/スキルをまとめた

自分でコーディングまでしたポートフォリオサイトには、スキルをわかりやすくまとめました。

 

正直なところデザインも動画編集もコーディングもスキルとしてはまだまだまだまだ未熟です。

ですが、インハウスのデザイナーで幅広い制作物に携わるため、広く浅いスキルが評価されたのではないかと思っています。

私が使った転職媒体

色々な媒体を使っていましたが、最終的にindeed経由で応募した企業さんに内定をいただきました。

 

人事をやっていたので少し裏側を知っているのですが、転職サイトって企業側が使うにはすごくお金がかかるんです。一人採用が決まったら企業からサイトの運営会社へ数十万払うしくみだったり、求人広告を1つ出すのに数十万かかったり・・・

採用ってとにかくお金がかかります。

 

その点、indeedは掲載無料プランがあるため比較的求人を掲載しやすく、「事業拡大してるから人は欲しいけど採用に予算をかけられない」という企業さんが求人を出していたりします。

 

(※掲載にお金がかからない媒体を使っている=お金がない会社ではなく、あくまでその会社内の予算配分の関係で採用費用を抑えるなどの方針を取っているのかな〜と予想されるというお話です。indeedが使いやすいから使っている/indeedに掲載すれば良い人材とマッチングできるから使っている、という会社さんも沢山あります)

未経験で内定をもらえた理由/営業と事務の経験を評価してもらえた

なんで私を採用してくださったのか、面談のときに聞いてみました。

 

・事務経験があり、デザインだけでなく少しだけ営業事務的な仕事もやってほしいのでこれまでの経験を活かしてもらえそうだと思った

・メーカーなので男性が多いが、簡単なお客様対応を明るくやってくれる女性がいたら会社としてはありがたく、元々女性を採用する計画だった

・インハウスの1人デザイナーのポジションのため、正直デザインのスキル面はそこまで高くなくても問題なく、ツールを色々触れる点が良かった。

・応募いただいた人数が少ない中での選考だった

 

これまでの事務経験を評価いただけたし、営業からキャリアをスタートしているのでお客様対応においても問題ないと評価してくれたんだと思います。

デザインをやる前に何度も転職しているのですが、営業と事務をやってきたことは無駄ではなかったと思いました・・!

 

また、元々女性を採用する計画であったことや、たまたま応募人数が少ない中での選考だったようで、この点は本当にご縁だと思いました。

未経験者はデザイン+他のスキルの掛け合わせが強みになる

デザイナーになるには高いスキルが必要だし、この年で未経験で転職は無謀だと思っていましたが、ありがたいことに自分の経験とマッチする会社と出会うことができました。

 

キャリアの途中からデザインを始めることは、学生時代からデザインをやっている人と比べたら明らかに遅いスタートだし、相当な努力をしないとデザインスキルの差は埋められません。

 

でも、自身の強みとなる経験やスキルをデザインと掛け合わせればそれを求めてくれる企業さんもあると実感しました。

 

営業経験があってFPと宅建持ってて不動産の売買契約書を作れて人事の経験もあるデザイナーって私くらいしかいないんじゃないかと思いますが、そんな感じでこの記事を読んでくださっているあなたにも、あなたが経験してきたことだからできる強みとなるものがあるはずです。

 

そのような形でデザイナーに限らず、未経験から異業種に転職を目指す方は、自分の経験を掛け合わせてアピールするとマッチする企業さんと出会うことができるのではないかと思いました。

おわりに

あくまで私の経験をまとめさせていただきましたが、転職は企業の求めるものと、自分の持つ経験やスキルのマッチングが一番大切だなと改めて感じました。

 

これは人事の経験からお伝えしたいのですが、書類選考や面接で落ちる理由は企業の求めるスキルとミスマッチだったり、採用計画が突然見直されたり、本当は採用したいけど空きのポジションがなくやむえずお見送りしたり、スキルが高すぎて逆にミスマッチと判断されることもあります。

 

求職者が悪いわけではなく、たまたまその企業と合わなかっただけです。

 

世の中には星の数ほど会社があるので、きっとマッチする企業と巡り合えます。

あなたの転職が成功するよう、応援しています!

 

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https://rashiku-design.com/archives/862

 

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